その他
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第八十九回坐禅会(参加者:11名)
早朝
山の向こうよりゆっくりと陽光が射し、
辺りがだんだんと明るくなってきます。
車の音もなく、
聞こえるのは、鳥の声に腹の虫(๑˃̵ᴗ˂̵)
静かな環境に身を置くと、
普段気づかない音や香り、そして心に出会うことがあります。
坐禅は、何かを得るための時間ではなく、「気づく時間」ともいわれます。
もっとも、これも「気づきを得るための時間」という目的意識を持ったものではありません。
ただ坐る。
これが答えであり、目的です。
新たな事象や、課題を前にした時。
理から入る方と、まず行動される方があろうかと思います。
どちらが善し悪しということではありませんが、
禅の教えは、実践することに重きを置いています。
相手が食べている食べ物の味を知るためには、言葉で説明するよりも「同じものを食べる」方がより深く理解できるように、、
五感すべてを頼りに行じることで、目の前にあるものをより明確に見ることができるかと思います。
今あなたに見えてる世界が、不条理で空虚なものであるならばなおさら…先ずはそう感じる自身の心と向き合う必要があると、僕は思います。(もちろん、身体の健康が第一優先ですが)
今日も、新たに参禅された方がおられました。朝早くからご来山いただき、有り難うございました
最近、『早朝以外の時間帯で坐禅できませんか?』というお問い合わせが増えて参りましたので、毎月1日・15日に行っている月例坐禅会のほかに、夕刻や夜の坐禅も検討中です
※ご要望などございましたら、お寺までご一報ください。
【次回の「坐禅会」は、11月1日(日)あさ5時半~、予約不要・参加無料です。】