その他
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🌞暁天(ぎょうてん)とは、明け方の空という意味で、
暁天坐禅(きょうてんざぜん)とは、早朝に行う坐禅のことです。
第六十三回坐禅会(参加者:10名)
今朝は、中学生さんから90歳の方まで幅広い年代の方がお参りになられました。
いよいよ、本日4月1日新しい元号が発表されるということで、巷では「新元号」の予想で盛り上がっております🗓
僕もあれこれ思いを馳せるのは、好きな方なのですが、お坊さんの世界では「山中暦日無し(さんちゅうれきじつなし)」という言葉があります。
📕これは、唐代の太上隠者(たいじょういんじゃ:素晴らしい世捨て人の意)が、静かな山の中に庵を結び何年も経ったとき、『今年が何年だか分らんが、また春が来たなぁ』と、物思いに耽る情感を表しています。
同じく唐の詩人 杜甫(とほ)の『國破れて 山河在り』という漢詩にも似ています。
人間の世は、さまざまな事情で目まぐるしく変わりますが、山川草木の大自然はゆっくりとした時の流れの中、変わらぬ摂理で季節を巡らせています🌱
坐禅のときは、
そんな大自然と一体となり、、いや、
もともと大自然の一部だったことを思い出しながら、静かに坐ります。
世間のスピードから距離を置く、
「“大心(だいしん)”」。
大山不動の心を腹に据え、偽の情報や目先の感情に流されず、大きな山のようにどっしりと構えます。
しかしながら、それは
頑固になれというのではありません。
むしろ、
あらゆる状況に順応する、竹のようなしなやかさが大切です🎋
平成最期の1ヶ月となりました。
これから先、どんな時代が訪れようとも
常に「自分にとって、いま何が大切か」ということを念頭に動くことができれば、より良き人生が切り開かれることかと思います🙏
【次回の「坐禅会」は、4月15日(月)あさ5時半~、予約不要・参加無料です。】